今回は、青森県は青森市にある青森県立美術館に行った建築探訪日記でございます。
天気が悪かったので、少し暗く写ってしまっていますが入り組み方が、とても面白い美術館です。
この美術館は建築家の青木淳さんによって設計された物です。
この建物のコンセプトは同敷地内にある、「三内丸山遺跡」の発掘現場から着想を得ているとのこと。
発掘現場の壕のように、地面が幾何学的に切り込まれていて、
その上に覆いかぶさるように、レンガを白色に塗った建物が配置されています。
入り組んだ凸凹の空間を、うまく展示空間に利用していました。
見た目はとてもボリュームのある建物なので、上部に展示スペース等があるのかと思っていたのですが、
知らない間にエレベーターにて地下に。
地下の方が展示スペースになっていました。
この様に、迷路のように白いボリュームと組み合わさってます。
その展示室の地下から、外につながる出口を出ると茶色の壁に囲まれた広場に出て
地中の中を体験できます。またGLレベルに行けば、白い箱の建物が建っているだけに見えたり。
とても面白い迷路です。
そして、外の公園の中腹まで続くスロープはモグラが掘った後かのように演出がしてあり
とても迫力のあるものでした。
大地との掛け合いみたいのが感じ取れたように思えます。
また建物に架かっているロゴデザインが「木とaをモチーフにしてあるみたいなんですが」
とても可愛かったです。グラフィック文字の方もとても良かったと思います。
上左 もぐらが通ったあと?
上右 建物全体
中左 公園敷地地図 ロゴがかわいい
中右 サインもかわいい あおもりになってますね
下左 入り組んだ構造の美術館
下右 奈良美智さんの犬
たけなか